令和7年度 内部研修報告~児童養護施設・児童家庭支援センター見学~
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7月31日、事務局を含め8人の評価者が、栃木県にある社会福祉法人養徳園を訪問しました。地域支援の充実が求められる中、養徳園はいち早く地域の子育て世代に向けた支援に取組、地域の核として子どもや保護者が安心できる場として機能しています。
児童養護施設では、ひとつのユニットを一時保護専用にして地域のニーズに応えるとともに、児童家庭支援センターでは、相談のみではなく、ショートステイやトワイライトステイといった子どもの預かりを積極的に受け入れています。相談件数、一時預かりは年々増加しており、子どもが軽度の知的障害、発達障害がある等の養護相談が多くなっているとのことです。また、里親レスパイトに加え、昨年度からは里親ショートステイにも取り組むなど、里親支援を強化しています。さらに、「要保護児童見守り強化事業」では、週1回養徳園でお弁当を作り、民生・児童委員が見守り家庭に配達をしたり、ヤングケアラーに対し、学習支援、家事支援、遊びの提供をおこなうなど、アウトリーチによる直接支援を展開しています。来年度には、栃木県北部の那須塩原市に多機能型児童家庭支援センターを開設し、さらなる地域支援の充実を図る予定とのことで、その取り組みが注目されます。

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